ポケットモンスター ソード・シールド 感想

ポケットモンスター ソード・シールド 公式HP
https://www.pokemon.co.jp/ex/sword_shield/

任天堂の有名IP、ポケモンの最新タイトル。
ハードをSwitchに映して初めてのポケモンである、前回の「Let’s Go ピカチュウ&イーブイ」は初代のリメイクだったが、今作は待望の最新のナンバリングとなる。

【ストーリー】
本編は普通に長期アニメで放映しても問題ないくらいには良く出来てた。
中でもJRPGに対する批判として多い、「大人が何もせず世界の危機を子ども任せ」の傾向が日本製のRPGに多い中で今作ははっきりと、主人公たちの周辺の大人が子どもたちを庇護し、自らが自らの責務を担っている描写が多くあるのは関心したと同時に一度対戦が終わったら出番のなくなるジムトレーナーたちにも、一部除いて、出番があって良かった。

【ゲームプレイ】
ワイルドエリアから機関都市に入ったときやポケモンセンターから出たときにマップに目的地ナビがあるときはロードが長いのが気になった。
その他、ソシャゲを思わせるような毎日アクセスさせる水増し要素がいくつか見られたのが初プレイする身としては気になったけど、後述のマックスレイドがいかんせんすべての良さを打ち消して余りあるほどの雑味なコンテンツとなっている。


【難易度】
本編クリアまでは丁寧なガイドで誰もが迷わないようにリニアされるように出来ている。
主人公が最初に選ぶポケモンを炎タイプにすると、ストーリー進行がスムーズにいくように敵のタイプが配置されているように感じた。そうでない場合でも序盤にほのおタイプのロコンを捕獲することができるので救済されている。
ゲーム自体は殿堂入りを果たしてからが本番といった形で、事務バッジを集めることで野生のポケモンを捕獲できるレベル上限が解放されていく。これによって自然と本編も進めたくなるよう導線づくりに成功している。



【ボリューム】
本編クリアに寄り道せず早い人なら20~24時間程度。
本編クリア後のエンドコンテンツはモンスターの厳選や図鑑埋め、カレー図鑑、対戦などそれこそ年単位でのプレイ時間を要求する

道中、はじめてワイルドエリアに足を踏み入れたときにそこで長い時間を費やす人は多いと思う。

【問題点】
テストプレイしていないと思われるマックスレイドの仕様の悪さ。
これの一言に尽きる。今作は夢特性と呼ばれる隠れ特性持ちのポケモンは高難易度マックスレイドからしか手に入らない。また高難易度レイドのポケモンは高個体値を持っており、報酬のアイテム(経験値アイテムや換金アイテム、必殺技の伝授アイテムもすべてここにある)も多いのでプレイヤーとしては高難易度マックスレイドを消化すればするほど旨みになるように出来ているのだが、現在オンライン対戦の環境を支配している「ミミッキュ」「ドラパルト」などの人権モンスターは高個体値を持つメタモンによって量産されている。そしてそのメタモンがマックスレイドから低確率で出現するため、プレイヤーの大半は「メタモン」レイドにだけとびつく、それ以外のマックスレイドは「価値なし」とみなされており、野良でのマルチバトルは成立しないことが大半を占めている。

くわえて、ソロではほぼクリア不可能な敵モンスターのパラメーター、頻回に貼り直されるバリアー、役に立たないNPCの挙動などなどシステム的な仕様となっており、個人プレイヤーではこれらの難関を乗り越えることが容易ではない。


評価 ★★★★☆
判定 S(一部、人を選ぶため万人受けしないが、安心しておススメできる上質なタイトル。)

本編クリアまでなら万人におススメできる。
しかし、クリア以降も遊ぼうとすると、途端に窮屈な思いをするゲームへと劣化してしまう。

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