くにおくん外伝River City Girls 感想

熱血硬派くにお外伝River City Girls
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今度のくにおくんは女の子が主役。
くにおとりきの彼女、みさこときょうこがデザインが一新された世界観で大暴れ。
「シャンティ」でおなじみのWayfordと「ギルティギア」など格闘ゲームで著名なアークシステムワークスが協力して現代風に新しい洋ゲーとしてくにおくんを新生したのがこのタイトル。
シャンティでも培われていた良質な2Dドットアクションが最大の魅力だ。

【ストーリー】
くにおとりきが誘拐されたという一方を受け取ったみさこときょうこは補習もほっぼり出して高校を脱出。街に繰り出しては誘拐された彼氏を救出するために行く先々で様々なトラブルに見舞われることになる。
海外向けのゲームとして作られているため音声はすべて英語であったり、ジョークのセンスが寒すぎたり、オチが弱かったりで日本人としては話に感情移入できなかったり、ゾンビが出てきたり、没入感はまったくない。

【ゲームプレイ】
操作性は良好だが、攻撃ボタンとアイテムを拾うボタンと隣の画面に移動するボタンがすべて同じため、頻繁に誤爆する。敵と戦ってる最中で隣のページに移動してしまうなどはかなりの頻度で起こる。
しかし、二人協力プレイは楽しい。フレンドファイアをOFFにして友人と二人でワイワイ遊ぶ分には後述の問題点がかなり気にならなくなる。

【難易度】
最初の主人公はレベルが低く、アンロックされている動作が少ないため出来ることが少ない。しかし、ゲームを進めていくうえで必殺技を購入していくとコンボが増え、快適に雑魚敵をなぎ倒すことができるようになる。
とはいえ、ボス戦はそうはいかない。1、2面のボスは苦もないが3面のボスでゲーム性が変わり、4面のボスに至っては多くのプレイヤーが倒せなくて足止めを喰らうことになるだろう。その後のボス、ラスボスは大して苦労しないのでやはり3と4人目のボスだけ突き抜けて難易度が高く、ストレスフル。

【ボリューム】
多くはないが、2周目の要素として別のキャラ育成と裏ラスボスへの挑戦準備があるためここまでやろうとするともう少し遊べる。

【問題点】
一つのボタンに複数のファンクションが内在するために起こる誤爆。
敵の攻撃をひとたび受けると123フィニッシュまで介入することが出来ずに運ばれるテンポの悪さ。ゲームオーバーでお金を2/3も失うのに、獲得できるお金が極端に少なすぎる。要求される金額に対して稼ぎがはかどらない。
遊んでいると明確に悪い点が快適なゲームプレイを邪魔してくる。が、それと同じくらい良いところがいくつも輝いている。
この時代に貴重な2Dドットゲームとして、今後の展開に期待したい。

評価 ★★★☆☆
判定 B+
判定A(人は選ぶが、ハマる人には良い)と判定B(低価格ゲームであれば価格相応に良い)の中間としてB+とさせてもらった。
セールで2000~2500円くらいであれば強くお勧めしたい。

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